『族長の秋』

この1週間、だらだらと過ごしております。
映画見たり、海外ドラマ見たり、読書したり。。。
ところんインドア上等!な息抜きの仕方ですな(笑)
もともと出不精なんだけどね(^^;


さてさて、今年1冊目の本を読了〜☆


族長の秋 (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)


『族長の秋』 ガブリエル・ガルシア=マルケス


去年のテーマ「ラテンアメリカ文学を読もう」に合わせて年末から読みはじめて、ようやく読了。
いや〜、これよこれ!!
これこそ私にとっての「the・マルケス」って感じの本です。
ノーベル賞を授与されたときの理由が「現実的なものと幻想的なものとを融合させて、一つの大陸の生と葛藤の実相を反映する豊かな想像力の世界を構築した」ことらしいのですが、それがよく表れている作品だと思いました。


私生児から小国の大統領になった男の物語。
独裁者としての悪行、奇行、晩年などが、幻想と想像力を織り交ぜた不思議な文体で描かれています。
まさにマジックリアリズム
前に「エレンディア」を読んだときにガツンとやられたときと同じ衝撃を受けました。
こういうの大好き(>_<)


時間の流れが交差しながら進んでいく物語。
そして全編に渡って伝わってくる孤独感。
は〜、やっぱりマルケスはすごいなぁ。


ただ、読むのがめっちゃ大変でした(*_*)
だってこの作品、段落(改行)がない
全部で6つくらいの章になってるんだけど、どれも最初から最後まで1つの段落からできている。
だから文字がびっっっっしり。
読み通すのにかなり体力がいりますよ(笑)


さてさて、次は何を読もうかな。
今年のテーマはもう決めてあるんだけど( *´艸`)
ぼちぼち次の仕事の準備もしながら、まったり読書を進めていきたいです♪