『継母礼賛』

今年9冊目の本を読了〜☆


継母礼讃 (中公文庫)


『継母礼賛』 マリオ・バルガス=リョサ


ラテンアメリカ文学
著者はペルーの作家で、ノーベル文学賞も受賞しているそうです。


表紙と題名から分かるように、エロいです(^^;
読み始めはとにかくエロくて、笑っちゃうくらいエロくて、本気で書いてるのかふざけてるのか分からないくらいエロかったです。。。


登場人物はリゴベルトと、その息子と、継母。
簡単に言うと、息子と継母が関係を持ってしまうわけです。
こう書くとなんだかただの昼メロみたい…(笑)


でも、読み進んでいくうちに、「そうそう! 私が読みたかったのはこういう作品なの!」とすっかり気に入りました。
まず、本の冒頭に絵画が6種類ほど載っていて、物語はその絵と関連しながら進んでいく。
そこがなんというか幻想的で感動しました。


あと、ラストもちょっと衝撃的。
息子がどういうつもりだったのか…天使なのか悪魔なのか…
と、なかなか厭な気分にしてくれます。


この作品、なんと続編が出てるとか(!)
ある意味すごいなぁ。。。(笑)
そのうち探してみたいです。
バルガス=リョサ、すっかりお気に入りになりました(^^)
他の作品も読んでみたいと思います♪