17冊目♪

最近、朝夕はめっきり冷えこむようになり、我が家では「着る毛布争奪戦」が起きています(笑)
私が買った「着る毛布」を、寒がりの旦那が使ってるのです。
自分の買えばいいのに。。。(−−


さて、今年17冊目の本を読了〜☆



「Elemental Mysteries」シリーズの1冊目。
かなり評判がよかったので、Kindleで購入しました☆
200円くらいで買ったんだけど、最近なんと0円になってました(涙)
しかも私が買ったときはKindle版しかなかったけど、今ではペーパーバックも出てるみたい(もちろんKindleの方が安いけど)。


それは置いといて…
めっちゃおもしろかった〜♪♪
恋愛要素もある、ファンタジーミステリーというのでしょうか。


大学の図書館で手伝いをしているBeatriceの前に現れたGiovanni。
彼は実はヴァンパイア。
Beatriceが働く図書館に古い書簡が届いたことから、ふたりは不思議な事件に巻きこまれていく…という話。


まず設定がユニーク!
ヴァンパイアには4種類いるそうです。
火のヴァンパイアと、水のヴァンパイアと、風のヴァンパイアと、地のヴァンパイア。
Giovannniは火のヴァンパイアで、感情が高ぶると発火してしまい、服が丸焦げになるという悲しい体質(笑)
さらにヴァンパイアは電流(?)のようなものが体に流れているので、電子機器がまったく使えず。
Beatriceの携帯が壊れたり、エレベーターが止まったり(笑)


…あれ?
こう書くと、コメディみたいだわ。
もちろんユーモアもたっぷりだけど、どちらかというとシリアスな感じ。
ダークな雰囲気を漂わせるミステリーです。


登場人物もまたいいのよね。
Beatriceはごく普通の女子大生で、不思議な世界に引きこまれて戸惑うし、恐怖も感じる。
でも、どんなにつらいときでもユーモアを忘れないところがカワイイ!
とにかく彼女のセリフがおもしろかったわ(>_<)


Giovanniも、とっても紳士で素敵でした♡
執事付きの豪邸に住むヴァンパイア。
超お金持ちで、執事がいて、夜にしか姿を見せないから、Beatriceにバットマンって言われたわ〜(笑)
Giovanniはヴァンパイアなのに全然ガツガツしていない。
いまどき珍しい(?)草食系ヴァンパイア。
ツボだったのが、古書のディーラーをしているGiovanniのセリフ。
「ヴァンパイアは本能的に狩りをする。だから私は本を狩っている」
まさか狩りの欲求を古書収集に向けるとは!
斬新すぎる!!


ふたりのロマンスもあるですが、これが切ない(;_;)
互いに愛し合ってるけど、Giovanniは年を取らないヴァンパイアで、Beatriceは人間。
最後は、Beatriceは普通の生活を送ることを選んで、ふたりは離れ離れに…


続きが気になる!
ということで、さっそくKindleで2冊目を購入。
他にも読みたい洋書はあるけど、まずはこのシリーズを読み終わらないと無理だわ。
こんなにハマった本は久しぶり。
ちなみにシリーズは4巻で完結(たぶん)。
他にスピンオフが出てるみたいです。