『オーランドー』
今年12冊目の本を読了☆
本当はお盆前に読み終わってたんだけど、感想を書く時間がなく…
『オーランドー』 ヴァージニア・ウルフ
両性具有オーランドーの物語。
オーランドーは途中で性別が変わり、何百年も生きる。
もう「すごい」の一言。
なんか、ウルフって人間離れしてるというか…
普通の感性じゃぜったいにこんな作品(文章)は書けないと思う。
ある意味、常軌を逸してるというか、読んでいてゾクゾクする。
その狂気じみた部分が、私はたまらなく好きなんだな〜。
あと、訳文がすごい。
あれだけ日本語を長く正しく続けられるのが驚きでした!
原文がどうなのか分からないけど、きっと難解なはず。
尊敬しちゃいます。
そうそう、これって映画にもなってます。
オーランドーを演じたティルダ・スウィントンの中性的な美しさが印象的でした。
実は内容はあまり覚えていないんですが、映画では何度か性転換してた気が(原作では1回だけ)
とっても満足な1冊でした♪
あとは『ダロウェイ夫人』を買ったきりでまだ読んでいないので、いつか読みたいと思います(^^)
で、この本のあとに『魔女の目覚め』(デボラ・ハークネス)を読みはじめたんですが…
半分ほどで挫折。
内容はとてもおもしろそうなんだけど、どうしても訳文が好きになれない。
好みの問題だと思うけど。
「は」と「が」の使い方がおかしいし、変なところで主語を省くし。
気になりはじめたら、なかなか読み進められなくなっちゃって。。。
こんなんだったら、原書を読んだほうがまし。
まあ、あくまで個人的に気に入らないだけで、私には合わなかったってことです。
そんなわけで、ほかの本を読みはじめたんだけど、気持ちよくすらすらと読めるわ(^^;