『わたしを離さないで』

今年16冊目の本を読了〜☆


わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)


『わたしを離さないで』 カズオ・イシグロ


イシグロさんの小説は『日の名残り』を読んで以来。
この『わたしを離さないで』も映画化されたので、読んでみようと思い、古本屋で購入。
映画も見たかったんだけど、田舎では上映してくれなかったのよね(−_−
で、DVDがレンタルされる前に読もう!と思い立ち・・・
ちょうど最近レンタルが開始されたみたいだし、グッドタイミングでした。


日の名残り』を読んだときは、あまり印象に残らなかったんですが、これはおもしろかった♪
語り手たちが何のために生まれたか、っていう点は、映画の予告とか見てたらなんとなく想像がついちゃったけどね・・・
それでも、読み始めたらぐいぐいと引きこまれました。


前半は、子どもの頃に施設で仲間たちと暮らしていたときの思い出が描かれていて、ほんわかした雰囲気だったんだけど・・・
後半は切なかった。。。
ルースの告白を聞いたときの悲しさとか、トミーとの未来の希望がついえたあとの静かな絶望感とか。
最後は涙しました。
久しぶりに感動する本に出会えて、満足でした(^^)


映画がどんな風になっているか、楽しみです。
近いうちに借りてこよっと♪


いま『日の名残り』を読み返したら、以前とは違ったふうに感じるのではないかな、とふと思いました。
またいつか機会があったら、再読してみようかしら。


さて、もうすぐ12月ですね。
あと2冊くらい読めるかな〜