13冊目♪

パソコンの調子がよくならない…
そんなわけで、久しぶりの更新です(;_;)

9月に今年13冊目の本を読了しました☆


The Ice Cream Girls


『The Ice Cream Girls』 Dorothy Koomson


はじまりは1人の男性教師の殺人事件。
容疑者は、彼と同時に付き合っていた2人の少女、SerenaとPoppy。
Serenaは無罪になって釈放され、Poppyは有罪判決を受けて刑務所に収監される。
20年後、Poppyが刑務所から出所し、再び2人の人生が交差する…


ちょっとミステリっぽい感じでした。


刑務所に入れられたPoppyは無罪は主張し続けるが認められず、20年の刑期を終えて出所したあと、Serenaに自白させるために彼女を捜しはじめる。
いっぽう、無罪判決を受けたSerenaは普通の生活に戻り、現在は結婚もして幸せな家庭を築いていたが、つねに事件のことに悩まされていた。


ひとつの事件がきっかけで、人生が狂ってしまった2人の少女の話です。
有罪になったPoppyも、無罪になったSerenaも、どちらも事件のせいで苦しんでいる。
物語はそれぞれの視点で語られていて、話が進むうちに、2人が1人の男と付き合うようになった経緯や、彼が実はふたりに暴力を振るうDV男だったことや、20年前に事件が起きたきっかけなどが、少しずつ明らかになっていく。
そのへんの構成はすごくうまいと思うし、先が気になってどんどん読み進めてしまう。


いちばん気になるのは、やはり真犯人はだれか、ということ。
読んでいくうちに、Serenaでもないし、有罪判決を受けたPoppyでもないことが明らかになる。
で、最後の最後に真相が明かされるわけなんだけど…
勘のいい読者だったら、ぴんとくるかも。
だって、ほかに彼を殺す動機があったのって、アノ人だけだし…


ま、ミステリとしてはそこそこかもしれないけど、殺人事件によって人生が変わってしまった2人の少女の苦しみはひしひしと伝わってきて、なかなかいい作品だと思いました。


さて、先日、またAmazonで洋書を3冊買ったので、ぼちぼち読んでいきます♪
ブッカー賞作品と、いま世界で話題のミステリと、ロマンチックコメディ☆
おもしろいといいなぁ。。。