A Good Woman
久しぶりに映画日記。
ぼちぼち見てるんだけど、あまりおもしろい映画に出会えず…
でも、これはヒットだった!
「理想の女(ひと)」
「いい女は2種類しかいない。
全てを知り尽くした女と
何も知らない女。」
オスカー・ワイルドの『ウィンダミア卿夫人の扇』が原作ということで見てみたのですが…
おもしろかった(>_<)
最初は、アーリン夫人がいやな女という印象しかなくてモヤモヤしてたんだけど…
彼女の秘密が明らかになったところからどんどんおもしろくなって、引きこまれていきました。
そういうことだったのか!と。
クライマックスに近づくにつれて伏線(?)がうまくおさまっていって。
どこまで原作に忠実なのかは分からないけど、ほんとうによくできていて…戯曲としてのおもしろさっていうのかな。
人物の描写とか関係とかが見事に組み合わさっているのよね。
それと、セリフがいい。
個人的に、シェイクスピア劇のセリフってこじゃれてて好きじゃない。
でも、ワイルドのは、どことなくオシャレ。
例えば
「昼間から酒か?」
「世界のどこかでは夜よ」
とか。大人の会話?
とにかく気に入りました☆
他の作品も読んでみたいけど、やっぱり戯曲は劇で見たほうがいいかしら。