7冊目&8冊目♪

今年7冊目&8冊目の本を読了〜☆


ひとつはこちら。


ダブリン市民 (新潮文庫)


『ダブリン市民』 ジェームズ・ジョイス


アイルランドの大作家ジョイスの短編集。
えーっと…
とりあえず、ジョイスの作品に「わかりやすさ」とか「おもしろさ」とかを求めてはいけないね。。。
難解とまではいかないけど、「え、それで終わり?」と思う話がいくつか。
アイルランドの歴史や文化背景をもっとよく知っていれば、楽しめたのかも。
印象的だったのは「痛ましい事件」。
ほんとに痛ましいというか、哀しいというか。。。
比較的読みやすい話でした。


生きているうちに『ユリシーズ』と『フィネガンズ・ウェイク』を読んでみたいなと思うんですが…
ハードルが高いなぁ(^^;


もうひとつはこちら。


ポケットに名言を (角川文庫)


『ポケットに名言を』 寺山修司


短編どころか、もっと短い名言集(笑)
この前の東京旅のおともに持っていった本。
一日で読んじゃった。


全体的に、なんか古い言葉が多いな〜と思ったら…
初版は昭和52年だった(-_-)
どうりで。
しかも、どの言葉もどことなく哲学的で、個人的に心に残る言葉はありませんでした。


で、次に『極短編小説・世界篇』というのを読みはじめたですが…
どうにも読みづらくて、最初の数編で挫折。
訳は柴田元幸先生なんだけど…


そういえば、昔ポール・オースターを読んだときもなんかダメだったんだよな。。。
柴田先生とは相性が悪いのかしら…とモヤモヤ。


それでもおもしろそうな短編がないかな〜と目次を見てたら、すごいタイトルを発見。
「傘で私の頭を叩くのが習慣の男がいる」


ヤバイ…なにこの破壊力(笑)
あまりの衝撃&インパクトに、モヤモヤも吹っ飛びましたよ。
例えば「傘で私の頭を叩くのが習慣の男がいるんだが」とかにしたら、もう思いっきりラノベだよね(笑)
ちなみにアルゼンチンの作家らしい。
さすが南米。
ぶっとんでるなぁ。
読んでみたけど、内容はちょっと物悲しい感じでした。


さて、この短編集は(気が向かないかぎり)もう読まないので、次はなにを読もうかな♪